神戸港を中心とした港湾事業に一生を捧げた株式会社上組(かみぐみ/東証プライム)元代表取締役会長・村尾市松翁の「若者に夢を与え、豊かな人間性を養うことが、次の時代を形成する原動力であり、文化・学術の振興を図ることが社会に貢献することである」という理念に則り、財団法人村尾育英会は昭和47年(1972年)8月14日神戸市において設立されました。
奨学事業については、すでに村尾育英会を巣立った1,000名を超える奨学生たちが、学会・教育界・医療界・法曹界・経済界・国および地方の行政機関などあらゆる分野で「村尾ファミリー」の矜持をもって活躍しています。
研究助成事業については、専門領域の研究とその出版を援助する第一期を経て、昭和58年度から「村尾育英会学術賞ならびに学術奨励賞」を設け、若い研究者の萌芽的研究を顕彰し、彼らの研究意欲を守り立てています。
公益法人制度改革により、当会も平成24年3月19日に兵庫県知事の認可を受け、平成24年4月1日をもって(非営利型)一般財団法人村尾育英会への移行を完了しました。
21世紀の激動が続く世界政治、不透明な経済情勢、少子高齢化社会など、価値観の一大転換期に遭遇する中にあっても、地道に継続することこそが当会の使命であり、これからも次の時代をリードする人材をサポートしていきます。
一般財団法人村尾育英会
代表理事理事長 村尾 憲一郎